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エアコン工事の高所作業を安全に! 墜落死亡事故の原因と対策

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エアコン工事の高所作業を安全に! 墜落死亡事故の原因と対策

エアコン工事の高所作業を安全に! 墜落死亡事故の原因と対策

2025/02/04

エアコン工事の仕事には、屋内作業だけでなく屋外での高所作業が伴うことが多くあります。特にマンションやビルの外壁に室外機を設置する際や、屋根の上で配管工事を行う場合、作業員は高さ数メートルの場所で慎重に作業を進めなければなりません。しかし、このような環境では墜落のリスクが常に存在し、適切な対策を怠れば、重大な事故につながることもあります。

厚生労働省のデータによると、建設業界における死亡事故の多くが「墜落・転落」によるものとされており、エアコン工事の現場でも同様の危険が潜んでいます。現場での安全対策が不十分であれば、一度の不注意が命を落とす結果を招くこともあるため、業界全体での意識向上が不可欠です。

高所作業中に起こる墜落事故の実態

エアコン工事における墜落事故の主な原因としては、室外機の設置作業中の転落が挙げられます。マンションのベランダやビルの外壁に室外機を設置する際、作業員は手すりの外側に身を乗り出したり、不安定な体勢で作業を行ったりすることが多く、足を滑らせるリスクが非常に高まります。

また、仮設の足場や梯子を使用する際にも事故が発生することがあります。不安定な場所に梯子をかけたり、設置が不完全な足場を利用したりすると、バランスを崩して転落する危険性が増します。特に雨天時や強風が吹く状況では、滑りやすい足場が原因で事故が起こりやすくなります。

さらに、安全装備が適切に使用されていない場合、万が一の際に命を守ることができません。作業中にフルハーネス型の安全帯を装着していなかったり、適切なアンカーポイントに固定されていなかったりすると、墜落時の衝撃を軽減することができず、重大な事故につながります。特に経験豊富な作業者ほど「今まで問題なかったから大丈夫」と油断し、安全対策を省略してしまうケースが多く、それが致命的な結果を招くことも少なくありません。

墜落死亡事故の主な原因

高所作業における墜落死亡事故は、作業環境の不備や安全対策の不徹底が大きな原因となっています。例えば、足場がしっかり組まれていないまま作業が進められた場合、ちょっとした振動や風でバランスを崩し、転落する可能性が高くなります。適切な固定がされていない梯子を使用したり、狭いスペースで無理な体勢を取ったりすることも、危険を増大させる要因です。

また、安全装備の不適切な使用も問題の一つです。フルハーネス型の安全帯を着用していたとしても、固定ポイントが不十分だったり、劣化した装備を使用していたりすると、墜落時に十分な安全を確保できません。日常的な装備点検を怠ると、いざという時に機能しない可能性があり、事故の被害を大きくしてしまいます。

さらに、天候や作業条件も影響を与えます。強風時や雨天時には足場が滑りやすくなり、作業者の動きが制限されるため、事故のリスクが高まります。また、気温が極端に高い場合や低い場合には、作業者の集中力が低下し、注意力が散漫になることで事故の原因となることもあります。

墜落死亡事故を防ぐための対策

事故を防ぐためには、現場での安全管理を徹底し、作業者が正しい知識と装備を持って作業に臨むことが重要です。まず、高所作業を行う際には、フルハーネス型の安全帯を正しく装着し、適切なアンカーポイントに確実に固定する必要があります。ヘルメットの着用も義務付け、あごひもをしっかり締めることで、墜落時の頭部損傷を防ぐことができます。

また、作業環境の整備も重要です。仮設足場や梯子を使用する際には、事前に安全点検を行い、不安定な箇所がないか確認することが必要です。特に滑りやすい場所では、滑り止め加工を施した足場や靴を使用し、転倒を防ぐ工夫をすることが求められます。

さらに、作業スケジュールを天候に合わせて調整することも、事故を未然に防ぐ重要なポイントです。強風時や雨天時に無理に作業を進めるのではなく、安全が確保できるまで延期する判断も必要です。気温が極端に高い日や寒い日には、適宜休憩を取り、作業員の体調管理にも配慮することが重要です。

作業員の安全教育も欠かせません。定期的に安全講習を実施し、高所作業のリスクとその対策について学ぶ機会を設けることで、現場全体の安全意識を向上させることができます。また、過去の事故例を分析し、同じようなミスが繰り返されないようにするための危険予知訓練(KYT)を実施することも効果的です。

企業としての取り組み

多くの工事会社では、作業前に安全確認を行う朝礼を実施し、その日の作業内容や注意点を共有しています。また、各現場に安全管理責任者を配置し、作業員の行動を監視・指導する体制を整えることで、リスクを最小限に抑える取り組みを行っています。さらに、会社が安全装備を一括管理し、作業員に適切な装備を提供することで、安全意識の向上につなげている企業も増えています。

まとめ

エアコン工事における高所作業は、慎重に行わなければ重大な事故につながる危険性があります。しかし、適切な安全対策を講じることで、こうしたリスクを大幅に軽減することが可能です。フルハーネス型安全帯の使用や作業環境の整備、徹底した安全教育は、作業員の命を守るために欠かせない取り組みです。

事故が発生すれば、作業者やその家族にとって計り知れない影響を与えるだけでなく、会社の信用も失われます。「安全第一」を徹底し、すべての作業員が安心して働ける環境を整えることが、エアコン工事業界全体の発展につながると言えるでしょう。


AEグループの由来は「AirConditioner」と「Electricity」の頭文字をとって名づけました。
グループでは現在300名程のエアコン協力業者様が毎日全国各地で家電量販店でのエアコン工事や電気工事、住宅設備工事、リフォーム工事に従事しております。
日々の生活には欠かせないエアコンや電気に関し、幅広い知識や多くの経験を活かして今後も社会に大きく貢献し、お客様や取引先様、そして共に働いているエアコン工事業者様に感動を与えられる企業で在り続けるため、全身全霊で邁進する所存でございます。
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