工事事故➂ 室内機の落下
2022/06/19
ここ数年のエアコンは上位機種になると非常に重くなっております。
商品によっては室内機で20kg程あるものもあります。
これだけの重量物を住宅の壁に付ける際は柱や補強にビスを打つことと、カサ式のボードアンカーを使用することです。
時々、取引先の家電量販店様から他所の業者さんが施工した現場で室内機が落ちてきたしまったのでTさんに依頼しました。修繕内容を確認してもらい、請求書を送ってほしい。という様な内容がございます。
現場で協力業者さんに写真を撮影してもらったこともあるのですが、手抜き工事をしている方がいる様です。
室内機は軽い機種でも8kg程あります。この重さを支えなければいけないのに、スクリュー式のボードアンカーすら使っていない現場を見たこともあります。
当社ではスクリュー式は荷重のかかる箇所では使用禁止しています。室内化粧カバーや室内機の下のツメ程度の荷重がかからない場所では許可しています。特に法律で定められているわけではありませんが、ある程度のルールを設けていないと工事の品質が低下してしまい、信用問題に関わってきますので当社の協力業者様はカサ式ボードアンカーを使用して頂いております。
もっとひどい現場では、コースレッドを一つのビス穴に二本打ってあるものもありました。
初めて見た時は全く意味が分からなくて混乱しました。もし、意味の分かる方がいらっしゃれば教えて欲しいと思っています。
住宅の内壁は石膏ボードなのでビスを打っても壁にしっかり固定されません。
7年ほど前に、スクリュー式で室内機を付けていた会社の社員さんが工事した現場で室内機が落下しお客様のお子様が怪我をした事故がありました。他社様が起こした事故なので詳細は分かりかねますが、事故を起こした方は3年間で自分が工事した現場のエアコンを全て調査させられたそうです。
室内機が落下するとエアコンの付近に人が居た場合大怪我をする可能性があります。
もし、赤ちゃんが寝ていたとして、頭に10~15kgの物が約2mの高さから落ちてくると考えると死亡してしまう可能性も十分あり得ます。実際には配管等が接続されているので、そのままの衝撃が伝わることはないと思いますが、それでも相当な衝撃だと思います。
TVやPCなどの家電がおいてあれば壊れますし、床も壁も傷ついてしまいます。
滅多に室内機が落ち絵来ることはありませんが、昔と比べると重くなってきているので結果として落下するリスクは高くなります。
事故は気を抜いた時や確認を怠った時に限って発生します。
これから繁忙期になりますので事故と怪我に気を付けていきましょう。
AEグループの由来は「AirConditioner」と「Electricity」の頭文字をとって名づけました。
グループでは現在200名程の協力業者様が毎日全国各地でエアコン工事や電気工事に
従事しております。
日々の生活には欠かせないエアコンや電気に関し、幅広い知識や多くの経験を活かして
今後も社会に大きく貢献し、お客様や取引先様に感動を与えられる企業で在り続けるため、全身全霊で邁進する所存であります。
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